標題:
端にベッドと木箱
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作者:
yeraqndf
時間:
2014-6-13 18:48
標題:
端にベッドと木箱
長老はその言葉に驚いたようだ。 「何と、ガトルを倒せる者が!……それなら、ハンターとなるが良いじゃろう。
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この村では出来ぬが下の村は大きい、ハンター・ギルドがあるはずじゃ。今夜はこの村に泊り、明日出かけるがよかろう」
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「すると、ミーアちゃんは?」 「自由じゃよ。この村に暮らすも良し、村を出ても良し。出来るなら、これも縁と思って面倒を見て欲しいのじゃが……」
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姉貴がミーアちゃんを覗き込むように尋ねると、端の藁を指差す。 どうやら、藁に包まって寝てたらしい。姉貴はため息をつくと、ベッドの脇の木箱を開けた。
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「でも、私達兄弟は、生活手段がありません。仕事のあてがあると良いのですが」 姉貴が少し困った顔を見せて言った。
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中には、酒瓶と男物の粗末な衣類、それに小さな皮袋があった。 皮袋を開けると、1枚の銀貨と大きさの異なる10枚程度の銅貨が出てきた。 あの男の蓄えらしい。とすると、これはミーアちゃんのものだ。 「待ってて、ちょっと出掛けてくる」 そう言うと、籠を背にミーアちゃんが家を出て行った。 「貧乏なのか、幼児虐待なのかよく解らないけど、このままではいけないわ。私達で引き取るけど良いわね?」 「あぁ、一人暮らしはかわいそうだ。……でも、俺達だって此処で暮らしていけるか解らないよ」 「その点は大丈夫。長老が言ってたでしょ。ハンターになれって。 明日、下の村に行きましょう」 そんな会話をしながら、姉貴は自分のザックの中をごそごそと何かを探し始めた。 取出したのは裁縫セット。何でも持って来てるような気がする。 そして、木箱の中にあった男物の衣服を切り裂いて何かを作り始める。 暇になった俺は、ザックからポットを取出し、水筒の水を入れて炉の脇に置いた。これでコーヒーが飲める。http://www.gucci.rouasalaps.com 丁寧に姉貴は長老に礼を言うと、俺達は家を出た。 こっちこっちっと姉貴の手を引くミーアちゃんと連れ立って小さな家に入る。ヴィヴィアン どうやら、ミーアちゃん達が住んでいる家のようだ。家主はもういないけどね。 家の中は狭く、10畳位の真ん中に石で囲っただけの炉があるので、傍の薪で早速火を点ける。
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炉の反対側には木桶と古びた鍋。そして数個の木の椀。……其れだけだった。 「ミーアちゃんは何処で寝てたの?」
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パチパチと燃え上がる火で部屋の中がよく見えるようになった。 端にベッドと木箱。その反対側に藁が敷いてある。
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