標題:
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作者:
djhoijylg
時間:
2014-6-14 11:01
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構えも気合い声もなく、ルースは無造作に右手を振るった。 傍目には軽く埃を掻きまわしたようにしか見えないが、絨毯はほとんど中心線で切り裂かれている。「……や、説明する程の事じゃない。この下に何かありそうだなと思っただけだ」 俺は両手で絨毯の端を持ち、左右に開いた。埃が目や鼻に入るが我慢する。 廊下と同様真っ白な石が敷き詰められた床が少しずつ見えてきた。「もうちょっと開かないとわからないな……。そっちを頼む」 ルースと協力してさらに絨毯を捲り上げ、絨毯の下に隠されていた床の半分ほどを露わにした。「これは……」 リリィが呟くのが聞こえた。 長方形の石を組み合わせた床の中に、一辺1mほどの正方形をした大きな石が一つだけある。 おあつらえ向きに、指が差し入れられる程度の欠けた部分まで存在する。「で、多分――」 俺は欠けた部分に指を突っ込み、渾身の力で押し出した。案の定、正方形の石は動き出した。かなり無理のある体勢だが、巨大な石は思った以上に軽く、スムーズに開いていく。何か機械的な仕掛けがあるのだろうし、もしかしたら見た目や質感は似ていても、石ではない別の何かなのかもしれない。http://www.roundtailboysbike.com 絨毯の上をヒラヒラしている埃が全て落ちてくるのを待った。誰一人身動ぎ一つしない。静かなイクシスの呼吸する音だけが俺の耳に届く。ロンシャン バッグ 数十秒経って。「――ていッ!」 視線は絨毯に向けたまま、俺は思いっきりドアを蹴った。 やはり、絨毯の埃は浮かび上がった。
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普段ツッコミ以外で声を荒げない俺の怒号が効いたのか、大人しくなった女性陣を尻目に、開いたままだったドアを閉める。
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「……あとでちゃんと説明しろよ、カインド」 そう言いながらも、男装の魔剣士は赤い短刀を抜いて、絨毯の上に立った。
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「な、何した、なんて言われても……何も……」 唐突な質問にリリィは怯んでもごもごと言った。 何もしていないのなら。
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俺は気遣うようなリリィの言葉を無視して、絨毯を指し示しつつ言った。「ルース、そこの絨毯斬ってくれ。こっちからあっちへ真っ二つにして欲しい。くれぐれも床を傷つけないようにな」
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彼女がしたのは、叫んだことと――部屋に入ってきたこと。 俺は本を机に置いて、ドアに向かった。「おい、姫様に対して質問しておきながら、無視するなんて――!」
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「動くなッ!」 肩をいからせこちらに来ようとするサラを、俺は一喝した。 動き回られて埃が舞うと困るじゃないか。
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絨毯のほぼ中央、一辺1mほどの四角形を描く形で。「ど、どうしたの!? ドアに八つ当たり? 疲れ過ぎてイライラしてんの!?」
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