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作者:
9719127orr
時間:
2014-6-14 19:15
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成美とすれ違う瞬間、直樹は妹の囁く声を聞いた。「……ちょろまかしといたから」 そう言って妹は風呂場に向かってしまう。
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夜も更けた頃、直樹は帰宅した。 しんしんとした住宅街。遠くから虫の鳴く声が聞こえる。
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最近また帰りが遅くなった事を両親は心配していた。 直樹は帰宅部でバイトもしていない。とはいえ高校生だ。帰りが遅くなることもあるが、こう連日続くと、懐の深い直樹の両親も心配するというもの。
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自分はいい家族に恵まれたな、と直樹は制服を脱ぎながら思う。 しかし、炎と心はそうでなかった。 いや、家族は良い人だったのだろう。心は家族写真を大事にしているし、炎は兄の事を話す時とても楽しそうだった。 だが、双方の家族は何らかの悲劇に見舞われ、死んでしまった。 しかも、心が炎の兄を殺し、炎の兄が心の家族を殺したというおまけつきだ。 順序的に見れば――炎の兄が悪いのだろう。 しかし、それはあくまで直樹が知りえる順序だ。 その前に何かあったのかもしれない。もちろんそうじゃない可能性もある。 結局、直樹が思いつくのは可能性の話であり、真実は分からない。 メンタルを捕らえなければ真相は分からない気がした。(でも、どうやって?) 直樹は私服に着替えながら、思案する。 メンタルのオリジナルの心さえも苦戦する相手である。 素人に気が生えた程度の直樹でどうにか出来るのだろうか。http://www.paulsmith.au-naturelle.net ちょろまかした、の言葉通り、鉢合わせた両親は笑顔でお帰りといっただけだった。(……今度はどんな嘘ついたんだろうなぁ……)paul smith バッグ 成美は両親の説得も上手だ。言葉巧みにあることないことを言い、見事言いくるめてしまう。 そんな妹のスキルに何度助けられたことか。我ながらいい妹を持ったものだ。
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(心配かけたくないけど……仕方ないよな) 以前、成美は変な事に首を突っ込むな、と言っていた。
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妹が自分を心配してくれることは嬉しい。直樹が両親に怒られないのも彼女のおかげだ。 まぁ、両親も別に直樹を嫌いで起こっているわけじゃないが。
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怒られるだろうな、と思いながら玄関に入ると、成美が出迎えてきた。「お帰り」「ただいま」 直樹は靴を脱ぎ、自室へと向かおうとする。
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成美は直樹が何をしているかは知らない。しかし、人の気持ちを察する事が上手い成美は何となく直樹が尋常ではないことをしていると感づいているのだろう。
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