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作者:
9330035zbv
時間:
2014-6-23 20:25
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フォンドは勢いよく後ろを振り返り、デュースの顔をのぞき込む。「わ!」 短い叫びを上げ、銀髪の少女は慌ててカレナの後ろに隠れた。 彼女はさっきからこんな調子で、会話は出来るものの目を合わせてもくれない。(なんかオレ、避けられてる……? はっ、まさか) さすがに鈍いフォンドも、何かに気付く。(永遠のライバルのオレに身長で負けたから、ショックを受けてるのか!) そりゃ気の毒なことしたなあ、と青年は全く別方向に勘違いしているのだった。 * * * 神殿の奥にある一室で、赤い宝石は厳重に管理されていた。 中央に置かれた台座のガラスケースの中で淡い光を放っている。 フォンドは腕を組んでそれを見下ろしつつ、ふと思いつきを口にした。「実はこの石が魔神の封印だったりしてな~」「そーんなワケないでしょ!」 兄の軽い一言に、黒髪の少女は笑って軽くツッコミを入れる。「え?」 クラルスとデュースがその可能性に今さら気付いて瞠目した、その瞬間。http://www.chloe.bishopbasterds.com デュースは半信半疑の思いで呟いた。水晶玉の情報は真実ばかりではないらしい。 安易に信用して、取り返しのつかない事態になるのは避けたいところだ。ボッテガヴェネタ クラルスとカレナは、二人そろって首を傾げた。「この本を前に読みましたが、こんな記述は無かったはずです――僕の記憶が確かなら」
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「解除してすぐに再封印すれば危険はない、とありますね」「ホントかよ」「ただし、すべて同時に解除する必要があるそうですが」
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もう一度かけらに触ってお願いしてみようか、などと無茶な考えを抱いてしまう。 だが夢が叶って嬉しい反面、フォンドには少し気になることがあった。
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何だか面倒くさい話に、フォンドは嫌そうな顔をする。「ええー? すべて同時にって、全部で何個あるんだよ!」
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「う~ん。そういえば全然知らないわよね、他の封印のことって」 封印はいくつかに分けられ、世界各地の秘密の場所に隠されたと聞いている。
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現在フォンドたちが位置を知っているのは、マホガニーにある封印だけだ。「……本当に、先ほどの予言を信じてもいいのだろうか?」
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廊下を歩く黒髪の青年は、内心複雑だった。(はあ。何とかして今の身長のままで歳だけ元に戻るとか、できねえかな~)
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「前の古文書みたいに、後から文章が追加されたのかしら?」 ますます謎は深まるばかりである。 とりあえず四人は地下書庫を出て、次の目的地、魔神のかけらの部屋へと向かった。
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