標題:
竜の鱗も、その下の肉も引き裂く
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作者:
uiyjfumdfe
時間:
2014-6-25 22:33
標題:
竜の鱗も、その下の肉も引き裂く
ハザは血に塗れながらも、その狂った笑みを途切れさせることはない。なおも死をもたらさんと、彼はその鋭い爪を振りかざす。
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「そうはさせない。俺はまだ、何もしていない・・・・・・・・・!!」クィルは立ち上がり、抗う。こんなところで、終わるわけにはいかない。だが、彼にもわかっていた。このままでは、勝てないことを。「レイラ」クィルに名を呼ばれ、少女は彼を見る。少年は、強い決意を秘めた顔で少女を見る。そして、言った。「エノラたちが心配だ。行ってくれないか?」「クィル!?」一人でこの魔神と戦うというのか。そう言う表情のレイラに、静かに頷く少年。「完全に竜化すれば、あるいは」「無茶だよ、そんなの!」「やってみなければ、わからないよ」完全な竜化をすれば、彼の彼としての意識はなくなる。ただ、自分以外のすべてを破壊する魔物に墜ちる。だが、そうしてでも、目の前の魔神だけは倒さねばならない。クィルはそう感じていた。だから、仲間が近くにいることは、彼にとってはただ邪魔なだけ。それだけではない。仮に自分が死んだとしても、レイラが生きて守ってくれるなら、荒廃した世界であろうとも生きていてくれるだろう。そう言う思いがあったのだ。だが、レイラはそんなことは厭だった。http://www.hermes.szepablak.net「はっはぁ!!」暗黒の瞳から放たれる光線に、レイラは咄嗟に身をかがめる。彼女の頬をかすめた光線が背後の木々を焼き尽くす。グッチ バッグ化け物、と二人は感じていた。傷を負っていながらも、魔神の実力は二人をはるかに凌駕しているのだ。
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「もっとも、あいつが逃がすわけがないんだがねえ」「あいつ?」クィルがき、と強い瞳で魔神ハザを睨む。ハザはクツクツと嗤う。
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「クィル!」レイラは剣を握りしめ、魔神に切りかかる。一回剣を振っただけで、二度、三度、と斬撃が降り注ぐ。だが、それすらも魔神は難なく避ける。
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クィルの竜化した腕を切り裂く爪。竜の鱗も、その下の肉も引き裂く。「くぅあ・・・・・・・・・・!」
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そして、少女は夢を見る
はあはあ、と荒い息をつき、地に足をつく二人の戦士。その眼前に立つは、血に塗れた魔神。
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「お前たちがどれほど頑張ろうとも、この世界は終わる。お前たちはみいんな、絶望のうちに死ぬんだよ」
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「くそ、このままじゃ、エノラたちと合流できないか」「なんだぁ、合流できると思ってたの?」俺様が赦すわけねえじゃん、と笑い、にやりと意地悪い笑みを浮かべる。
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