標題:
反動が無くなるわけではない
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作者:
mtyn8fhgidt
時間:
2014-6-26 08:53
標題:
反動が無くなるわけではない
「何故こんなことに…」「さあな…理由は分からない」イヴはレオンハルトの表情を見た。疲れきっていて、まるで生気を感じられない。これはおそらく―――
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レオンハルトは顔を上げ、イヴの目を見た。「ふん。そう言うと思っていたよ。しかし、いつものお前なら作戦を無理をしてまで今日に行う事などしなかった。何がお前をそこまで突き動かした?」「…」レオンハルトは、無言のまま視線を移す。その視線を追うように、イヴもまた、レオンハルトの見ているものを見た。視線の先には、赤い髪の少女が立っていた。その少女の背中は、どこか寂しさを感じさせる。「あそこにいる女のため、か?」「さあ、どうだろうな」レオンハルトは、言葉を濁した。自分でも、分からない。なんでここまで感情的になっているのか。いつもならば、効率や安定性を重視する筈だ。だが、今回はそんなことを考えなかった。こんな状態になって戦うっても、まともに戦えないはずだ。それだけではない、たとえイヴが居たとしても、今戦える力を確保出来ても、後々の戦いに支障が出るかもしれない。そんなことは、いつものレオンハルトなら避けて通っていた。http://www.hermes.stella-project.com「一つ聞く。今日はレクイエムを何回使った?」「…覚えていないな。…必死だったからな。きっと相当酷使したのだろう」グッチ アウトレットレオンハルトは、力なく言った。その声から、反動の凄まじさを感じ取った。「本当に…これからやるつもりか」
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再びイヴは、視線をレオンハルトに移す。「愚問だな。俺は一度決めたからにはやり通す、そんなことはお前が一番よく知っている筈だろう」
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「レオ、これは一体…」その人物―――イヴは、おそらくこの惨状を見て言ったのだろう。「…見ての通りの有り様だ……」
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償え、貴様らの命をもって
時間は流れ、夕日が何も無くなったスラム街を照らし出していた。その夕日を背に、一頭のワイバーンと、それに乗ったある人物が、レオンハルトの元へとやって来た。
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「ああ…当たり前だ。そのために、お前を、我が軍の兵を呼んだのだからな」「しかし、そんな体じゃ戦えないだろう」
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ワイバーンはレオンハルトの近くに着地し、その人物はワイバーンを降りた後にレオンハルトのもとへ駆け寄った。
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「そのために、お前がいるんだろ、イヴ」イヴは、レオンハルトから夕日に視線を移す。「確かに、私の力ならお前の反動を和らげる事は出来る。だが、これは所詮、痛み止めのようなものだ。反動が無くなるわけではない。無論、痛み止めが切れれば反動はまたやってくる、それに…痛み止めが効いている時に無理にレクイエムを使えば、その分の反動が後々やってくる。さらに苦しみを増してな。それでも、やるつもりか?」
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