標題:
腹が減ってきたので、思わず手を伸ばしかけた
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作者:
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時間:
2014-6-27 12:02
標題:
腹が減ってきたので、思わず手を伸ばしかけた
「ミノル様っ」 トモハルと仲の良いコックのロバート、そしてメイド数名だ。手に氷入り水差しを持っているメイド、食事のトレイを抱えているメイド……ひょっとして病気になったのだろうか、とミノルは思った。
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愛しい君に、全てを捧げる
ミノルはコンビニ袋をぶら下げて城内を歩いていた、案内を断り玉座へ出向くが目的の人物は不在である。ならば、とトモハルの小部屋へ行けばもぬけの空だ。
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しかし気になる。トモハルの分だけではないことは、皿の数が物語っていた。カップも二セットある。まぁ、普通に考えてマビルとトモハルの分だろうとは思ったのだが。「食事は……このように運んでおります。三食きちんと空になっておりますし、その心配はないのですが……」「ん? なら、何してんの?」 ミノルも昔、買いたてのゲームは徹夜で進め、部屋に籠もったことがあったが。……気まずそうに皆が視線を逸らしたので、聞かないほうがよいのかとも思ったが。 その時、ドアが勢いよく開いた。 一斉に皆、凝視する。http://www.thepositivespost.com 皆は、ある部屋の前で立ち止まる。その部屋は昔、マビルとトモハルの部屋だった。今は時折マビルが使用しているだけだと、認識していたのだが……。ポールスミス バッグ どういう状況なのか訊く前に、ロバートが歯軋りをして呟く。「三日目です」「へ?」 複雑な感情が混ざっているような声だった、呆れ返っているようでもあり、怒っているようでもあり。
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「休暇は確かに七日で、まだ期日は過ぎておりませんが! 三日! 三日もっ」「何が何が何が何が」
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わなわなと身体を震わしているロバートの代わりに、メイドが困ったようにミノルの腕を引っ張る。
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首を傾げる、案内を頼めばよかったと後悔したが適当に誰かを捕まえて、何処にいるのか尋ねようと思った。しかし、場内は忙しない。声を駆けづらいほど皆動き回っていたので、暫しその様子を眺めていた。
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その中に慌てふためき走り回っている見知った姿を見つけ、ミノルは小走りで後を追う。「何してんの?」
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「……三日間、出てこられないのですわ。トモハル様」「死んでねぇよな?」 足を踏み鳴らし始めたロバートを放置し、メイドはトレイをミノルに見せた。美味しそうな食事が並んでいる、ミノルも時折食べるが、このコックロバートの腕前は確かだ。日本人にも食べやすい味付けになっており、勇者一同感心したことがある。腹が減ってきたので、思わず手を伸ばしかけた。
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