標題:
主君の足を恍惚とした表情で舐めているのだから
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作者:
fdusi2vbdt
時間:
2014-7-2 15:21
標題:
主君の足を恍惚とした表情で舐めているのだから
いくら宿将である黄蓋が吠えてみたところで、軍の方針がそう簡単に覆るはずがない。彼女自身もそれが分かっているからか、しばらく周瑜をにらみ付け、勢いよく立ち上がった。
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「どうしたのかしら、風。こんな夜更けに」 それでも、曹操の様子は普段とまったく変わらない。書へと視線を落とした姿勢のまま、入室した程昱へと問い掛けた。
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曹操軍の陣中には、長期戦を予想してか、天幕だけでなくしっかりとした造りの屋敷もいくつか建設されていた。
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「たった今、間者から報告がありまして~」 対する程昱も程昱で、荀彧を気にする気配は微塵もない。彼女達にとっては、荀彧のとっている奇異な行動も日常の事であった。 「どうやら、連合軍は長期戦を選択するようなのですよ~」 「なるほど。遠征軍というこちらの弱点をつく腹積もりね」 「まあ、そうでしょうね~。それから、もうひとつ。短期決戦を挑みたい黄蓋と周瑜の間で、少し衝突があったとの事です~」 「そう……、分かったわ。引き続き、敵の動きを探らせなさい」 程昱は頭を下げ、曹操の部屋から出て行った。 しばらくの間、曹操は1人思案にふけたが、思い出したように右足をついと引いた。すると足元で、あっ、と小さく声が漏れる。荀彧は己の唾液でてらてらと光る曹操の足を惜しげに見詰めていた。 「桂花、あなたはどう思うの? 風の報告を聞いて」http://www.fs-seasonings.com そのうちのひとつ、一番大きな屋敷の中。すっかり夜も更け、あらかたの将兵も寝静まったような時刻に少女は目の前の扉を叩いた。キャスキッドソン トレイン 「入りなさい」 扉越しのせいか少しくぐもっていたものの、入室を許可する声はしっかりと耳に届いた。
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荀彧が曹操の部屋にいるのは、その立場を考えればおかしな事ではない。が、彼女の行っている行為は、誰の目にもおかしな行為と映るだろう。主君の足を恍惚とした表情で舐めているのだから。
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「当然、伯符も了承していますが?」 「……言われんでも分かっておるわ!」 背中から投げつけられた言葉に、黄蓋は苛立ちを隠そうとすらしなかった。
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「貴様では話にならん! 策殿が戻ったら直接話をつける!」 吐き捨てるように言うと、天幕から立ち去ろうとする。
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「失礼します~」 のんびりとしたしゃべり方で断り、少女はその長くふんわりとした金色の髪を揺らしながら部屋へと入る。そこにはろうそくの灯りで書物を読む曹操と曹操軍筆頭軍師、荀彧の姿があった。
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