「あぁ、いや、それ削るとかじゃなくてただ壊してるだけだと思う……」 その後もただ大魔王がゴーレムを壊していくのをロベルティーネは見続けた。人形遊び。そう思えた。それもままごとに乱入してきた弟のような所業に思えた。see by chloe
「五階以降は迷路って感じかな。て、おおぃ、先先進まないでよ、もう！」 大魔王は進んだ先で高速で飛来する髑髏(どくろ)を蹴り返していた。カタカタと口を開きながら、着弾の際に哀れな獲物の肉を噛(か)み千切ってやろうとするその異様な弾丸は大魔王の蹴りと手刀に粉砕されていく。幾つかはその軌道を変え、壁、床、天井に激突していた。ポールスミス 時計
ロベルティーネは嫌な予感に叫んだ。「ストーッぷ！ ねぇ、今何しようとしてんの？」「迷路とかめんどくさそうなので、もうここから上、全部吹き飛ばそうかと思いまして」ボッテガ 財布
一通り壊し終えた大魔王は広間の奥へと向かうと五階への階段を上り始めた。ロベルティーネもそれに続く。ポールスミス 時計
廊下の端にある砲台からそれは発射されている。それを操るのは骸骨の兵士たち。自らの頭部を砲台に込め次々と発射していく。Paul Smith jeans
大魔王は腕を組み、あごに手をやった。何か考えているらしい。 少しして考えがまとまったのか、その右手を挙げ掌を上へと向けた。クロエ 財布
「そうですか。何かすごく必死な感じなのでやめようかとは思いますが、何か理由があるのですか？」「神獣！ もふもふ！ 私らがテオバルトと争ってたのは神獣のせいなの。それ奪い合ってんの！」「なるほど。その方が上層階にいらっしゃると？」「そう、そうなの！ だから全部吹っ飛ばすとかそーゆーのはやめて！ 迷路の抜け方は知ってるから！ ちゃんと案内するから！」「わかりました。もふもふにはあまり興味がないんですが、何か大事そうなのでやめておきます」 ロベルティーネはほっと胸をなで下ろす。何をする気かはわからなかったが、このまま放っておいたらその言葉どおりになっていたのだろう。http://www.paulsmith.awdconference.com やがて全弾を撃ち尽くした砲台は沈黙した。骸骨の兵士たちはそれ以外のことはできないのか、首のない状態でただ、たたずんでいた。ボッテガ 財布 大魔王は前方を見た。砲台のある通路の端までの間には十字路が数十ある。迷路になっているということだろう。どこを行けばいいのか。それはまるでわからない。シーバイクロエ
「やめてぇ！ それはやめて、お願い！」 ロベルティーネは大魔王にすがりついた。それはまずい。とても困る。シャネル 時計
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