（しかし、魔王になる予定だったのに姫の騎士になるとはなぁ……） ぐっとベンチに座ったまま伸びをして、今後のことを桜と話し合う。ついでにアレクシスのことも説明をしておく。ヴィヴィアン
「ん……」 少し頬を膨らませてむくれてはいるが、そこまで怒っている訳では無い様で奏は安心する。ヴィヴィアン時計
城の中庭へと足を運び、奏と桜は噴水横のベンチへと腰を落ち着けた。 2人とも、予想外の展開だったのだ。ロンシャン
取り敢えず、現状の騎士はアレクシスが戻るまでの臨時騎士だろうと奏は軽く考えていた。 というよりも、あのアレクシス大好きなサラ姫がアレクシス以外を直属護衛騎士としてずっとそばに置くなんて、ありえないのだ。ferragamo 財布
ちなみに、サラ姫がアレクシス第一なのは城に勤めるものは皆知っている。所謂、暗黙の了解である。「取り敢えず、アレクシスを捜すか」「そうだね。奏がお城勤めとか似合わないし！」「ちょ、それ酷い！」『うぉーい！奏ー！！』 若干桜が失礼なことを言いつつも、先程の緊張もとけ落ち着き始めた頃にキースとサラ姫がやって来た。「奏様！突然のこと、申し訳ありません！」 そして奏の前に立つや、すぐさま頭を下げるサラ姫。どうやら先程の直属護衛騎士のことを申し訳ないと思っている様だ。「ん。気にしないでいいよ」「…ありがとうございます。お優しいですね」 よく見るとサラ姫は目の下にクマが出来ており、目も若干赤かった。 アレクシスの安否が不安で仕方が無いのであろう。化粧をしても全てを誤魔化すことが出来ない様だった。「王は… 私とアレクシスを引き離したいんです。私が、アレクシスを慕っているから」 困った様な、悲しい表情で今回の出来事を話して行く。http://www.viviennewestwood.awdconference.com「やー… まさか騎士になるとは……」「はぁ… これだから、王族は嫌い」 ハクール王国であった奏の扱いをしっている為か、桜は王族というものが嫌いになっていたようだ。ビビアンウエストウッド 怒りをあらわにしている桜の頭をそっと撫でて、子供のようにあやしていく。「嫌だったか。ごめんな？」ロンシャン
奏は一度サラ姫へと視線を戻し、特に反応がなかったのでそのまま玉座の間を後にした。 ◇ ◇ ◇ウエストウッド
「これから期待しているぞ」「…はい」 王から激励の言葉が終了の合図であった。 兵士が扉を開き、奏と桜は退場を余儀無くされる。マークジェイコブス
奏が誓いの言葉を述べると、サラ姫がそっと剣の柄に口付けを落とす。そして奏はサラ姫の手を取り、その甲へそっと口付けた。Ferragamoバッグ
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